自立支援介護11ヵ条
- 自立支援介護第3条
- お茶を入れて美味しく水分をとる
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在宅では、水分をとっておられるのかどうかをなかなか把握できないため、少しでもとれるようにご自分で工夫されている方をご紹介いたします。
こちらの98歳の女性の方は、水分をとらなければいけないことを自覚しておられ、絶えず何かしらの方法で水分をとっておられます。
ヘルパーが訪問する回数は、朝の1時間~1.5時間、夕方1.5時間の2回訪問、お昼は、月曜日~金曜日に配食弁当、デイサービスを週1回利用されています。
朝食のときに必ずスープ、カフェオレを飲まれ、足元には小さなポットを置いてご自分でお茶を入れて飲まれています。朝の訪問時にポットのお湯を交換しますが、ほとんどカラの状態です。「朝のカフェオレを飲むのがとても大好きで心がほっとし、気持ちがゆったりする」と話されています。そのほっとされる表情を見るとこちらも思わず微笑んでしまいます。
入浴後にも努めて水分をとるようにされており、毎日習慣づけて過ごすことが長生きの秘訣だともおっしゃっていました。
また、夜目覚めたとき飲むために、ベッドの枕もとに水の入ったコップを置いて眠られます。
ご高齢になるとトイレが近くなるため、水分補給を控えておられる利用者様がおられますが、その方たちにいかにして水分をとっていただけるかを創意工夫し、努めてまいりたいと思います。
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