大阪市・吹田市の社会福祉施設 社会福祉法人 寿楽福祉会

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自立支援介護11ヵ条

いつも気持ちのいい服装で生活する

自立支援介護第8条
いつも気持ちのいい服装で生活する
歯をみがき風呂に入りサッパリとする
働いていたころはきっちり着こなして出かけていた方でも、退職後は徐々に出かける回数も減り、生活リズムも崩れ出して、朝から晩までパジャマのままで生活する方や、極端なケースでは昼夜逆転の状態になって、不眠症やうつ症状を訴える方も増えていると聞いています。私たちヘルパーが出会った利用者様の中には、生活リズムの乱れや意欲喪失、それ以上に生きる気力さえ見失っている方もおられ、私たちは訪問してただ単に掃除やオムツ交換などをしていたら良いというわけではなく、その方の生活リズムを整えて意欲を取り戻していただくための努力も必要だと思っています。
しかし、簡単に意欲は取り戻せるわけではありません。お一人おひとり違った生活を送ってきたわけですから、みんな違った思いを持っていることを認識して接するようにしなければならないと思っています。
ある利用者様のお話です。長く入院された後、ご自宅に帰ってこられてもしばらくはベット中心の生活をされていましたが、毎日ヘルパーが訪問してたくさん話をしました。そうすると、この方が若い頃からとてもお洒落でよく出かけられていたことがわかりました。「だったらこれからはお洒落してでかけましょう!」ということで、徐々にではありますが声をかけ続けていき、デイサービスに行くことからはじめました。今では、掃除などのケアが済んだ後、次のデイサービスに来ていく服をヘルパーと一緒に選びます。機能的なことばかり重視すると楽しさが半減してしまうので、ご本人のお気に入りのものや季節にあった色合いを考えながら選びます。その時間は、利用者様もヘルパーもとても生きいきしています。それからは洗濯も楽しい日課になって、下着もいつも清潔にされて良いことづくめという感じです。何気ないことですが、毎日気持ちのいい服装で生活することが本当に大切なことだということを私たちもこの方から教わったように思います。
それからはデイサービスに行かれるときにはきれいにお化粧もされて、シャキッと背筋が伸びて、本当に素敵なお姿です。そして最近では、ヘルパーと一緒にショッピングにもお出かけされています。 私たちは在宅で生活されていこうと頑張っている方を、末永くお手伝いしていきたいと思っています。そのためにも、朝と夕は着替えることを毎日の大切な習慣として考え、昼夜逆転や引きこもりを防止・改善していこうと思っています。
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歯をみがき風呂に入りサッパリとする 風邪やケガなどの治療はすばやく お茶を入れて美味しく水分をとる 窓を開けて新鮮な空気を取り入れる 食事はあたたくて好きなものを食べる イスに座る時は足を床につける トイレでは床に足をつけて座る いつも気持ちのいい服装で生活する 部屋からでて夢中になれることをする できることをみつけて積極的に生きる 老いに感謝してマイペースで暮らす

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