インタビュー
- 自分のライフスタイルに合っているからこそ、仕事が楽しいと思えるんです。
- 昔からとにかく人に関わるのが好きで、福祉の仕事にも自然に興味をもちました。ただ、特にこの分野で働きたい!ということは決めていなかったので、まずは子どもをサポートする仕事に就くことにしました。しばらくはそこで働いていたんですけど、その当時から介護関係で働いている母の話を聞いているうちに、だんだん介護の仕事にも興味が湧いてきて…。思いきって転職することにしたんです。デイサービスの職員として勤務するようになってからは、レクリエーションの内容を考えたり、利用者様が過ごしやすい環境づくりをサポートしています。今の仕事はとても楽しくて自分のライフスタイルにぴったり合った働き方ができるというのが一番の魅力です。仕事が終わったあとはリフレッシュしたいというよりも、「楽しかった」という気持ちで頭の中がいっぱいになるんです。好きなことを仕事にできたおかげで今は本当に毎日が充実しています。
- 「わからない」「もっと知りたい」という気持ちを大切に。
- 今の私は、わからないことがあるとつい先輩を頼ってしまうところがあります。もちろん先輩に意見を求めなければならないこともたくさんありますが、これからはもっと自分で解決できるようにしなきゃいけないなって…。まだまだ先輩に比べると気づけていないところがたくさんあります。でも、私には転職してきた今だからこそ、感じることができる新鮮な感覚があります。それは社会人になったばかりのときに感じていた「わからない」「もっと知りたい」という気持ちです。前の職場に勤めていたときには忘れかけていましたが、ここに来て改めてそのときの気持ちを思い出すことができました。そして、それが利用者様の暮らしを豊かにするきっかけになるかもしれないと気づいたとき、それを私から発信していこうと思ったんです。自分なりの役割を果たしつつ、先輩方や利用者様たちから教わろうとする謙虚な気持ちを大切に、これからも少しずつできることを増やしていきたいです。
- 一人ひとりの自由な生活があるから、その人らしさを発見できるんです。
- 私は、ここに流れている時間が大好きです。毎日ボランティアの方がコーヒーを入れてくれるカフェコーナーでみんながゆったりとお話をされていたり、その横にあるソファでほかの利用者様がくつろいでいらっしゃったり…。そんな姿を見ていると、ここが共同生活をするための施設だということをつい忘れてしまうんです。ほかの施設のことはあまりよくわかっていませんが、こんなふうに一人ひとりの自由な暮らしを見守る環境があるのは、きっとここだけだと思います。施設ではお酒やタバコも禁止されているわけではなく、買い物に行きたいと言えば職員が仕事の時間を調整して一緒に出かけます。行きたいところに行けたり、やりたいことができたときに利用者様が見せてくれる笑顔というのは、まるで別人のようにキラキラ輝いて見えるんです。こういった日常の光景を通して、利用者様の「これがしたい!」という気持ちにどれだけ臨機応変に対応できるかということが、「自立支援介護11カ条」の第1歩だということを学びました。
- 利用者様の笑顔のために、この仕事を楽しんでいきたい!!
- ここに来る前の私は、どんな仕事でも1年経てば一人前になれると思っていました。だけど、そこまでの道のりはまだまだ遠いようです。ここでは同じように働きかけたところで、利用者様一人ひとりによって反応がまったく違ってきます。相手の気持ちに寄り添ったケアというのは、言葉では伝えることのできない難しさがありました。まだまだ先輩なしでは不安な状態ですが、いつも気にかけて見守ってくださる先輩方のためにも、まずは自分が思いっきりこの仕事を楽しんでいきたいと思います。不安もたくさんあるかもしれませんが、自分が選んだ道を信じてまっすぐ突き進んでみてください。その先にはきっと、自分らしく過ごせる仕事が待っていると思います!