ご挨拶
社会福祉法人寿楽福祉会は1988年3月31日に大阪府の法人認可を受け、現在、大阪府吹田市、大阪市、豊中市、兵庫県川西市において「特別養護老人ホーム」を中心に、「介護付有料老人ホーム」「サービス付き高齢者向け住宅」「グループホーム」などの入居施設、「ショートステイ」「デイサービスセンター」「ヘルパーステーション」などの在宅サービスをはじめ、多岐にわたる「高齢福祉事業」を運営しています。
また、2012年10月1日からは地域ニーズに応えるべく、「地域包括支援センター」の委託事業を受託し、地域における高齢者の「孤立」を防ぎながら、すべての在宅サービスにおいて「介護予防事業」を展開しています。
2013年4月1日からは子育て支援ニーズに応えるべく、「認可保育園」「企業主導型保育園」「認可外保育園」をはじめとする「保育福祉事業」に取り組み、「少子高齢社会」への貢献に着手しました。
2019年4月1日からは、「障がい者相談支援センター」の委託事業に取り組むことにより、誰もがこのまちで安心して暮らし続けることができる地域社会をめざす「障がい福祉事業」に取り組んでいます。併せて、「大阪しあわせネットワーク」「吹田しあわせネットワーク」に参加し、制度にないさまざまな支援を展開することにより、「高齢」「子育て」「障がい」「貧困」などの諸課題に苦しむ人々への「社会貢献事業」に取り組んでいます。
近年では、2023年3月1日より「クリニック」を開設し、「地域医療」に貢献する活動をとおし、誰もが健やかに地域で暮らし続けることが出来るよう、「地域医療事業」にも活動の幅を広げました。
特別養護老人ホーム寿楽荘を開設したのは1989年2月ですが、以来35年間、私たちは地域と共にあゆみ、「地元自治会」に加入し、ご家族の「家族会」およびご入居者の「町内会」と連携し、地域に開かれた施設運営に努めてきました。この35年間の「実践」と「工夫」の中でつくり上げた「キーワード」を集約したものに、「自立支援介護11ヵ条」があります。
ご入居されている方には、100歳を超えた方もおられますし、「看取り状態」の方もおられます。私たちのミッションは、そのような方々を「介護漬け」にするのではなく、より「能動的」に暮らしてもらえるように支援することですが、その活動の「バイブル」が「自立支援介護11ヵ条」です。
例えば、「自立支援介護11ヵ条」がめざすものとして「生きいき町内運動会」があります。近隣の中学校の運動場をお借りした運動会は、「地元自治会」や「ボーイスカウト」などのご協力をいただき、「車イス綱引き」もしますし、「車イス玉入れ」「車イスリレー」もします。懸命に玉入れする「子ども達」につられて、気がつくと車イスから立ち上がり、玉入れに興じる「ご入居者」も珍しくありません。もちろん、危険を伴いますので、後ろでは職員がしっかりとガードしていますが、それでも私たちは「普通のあたり前」の生活支援を心掛けたいのです。
私たちには、「夢」があります。それは、このまちで暮らす「高齢者」、「子ども」、「障がい者」、そして誰もが「笑顔」いっぱいになれるような「福祉活動」を提供できる「元気チーム」になることです。その「夢」に向かって、私たちは法人理念である「ご利用者と地域の方々および従業員の幸せな生活の実現」に取組みたいと考えていますので、今後とも一層のご支援ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
理事長 岩井 深之